目次

  1. マテリアルカット
  2. ツールとテクニックによるマテリアル表現 
  3. シザースによるマテリアル技法の分類
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1997年頃より、ファッションは多様化への道を加速的に突き進み、ヘアースタイルもきっちりヘアーから
無造作ヘアーへとスタイルが多様化し炊きました。
 
カットは、『切りそろえるカット』から『不揃いのカット』か好まれるようになり、不揃い感から生まれるエアリィ(空気感・透明感)な質感を我々ヘアースタイリストが鋭い感性を元に、カット技法を駆使して造って行かねばならないように成ってきました。  
 
髪の毛を、きれいに整えるカットも大切ですが、2000年以降髪の毛を思いっきり超自由に遊ばせて楽しむ事が出来るカット技法も大切な時代に成ってきた様です。
 
無造作ヘアースタイルを表現するには、髪の毛の素材 質感を生かしたカットテクニックが必要です。
その意味でマテリアルカット(素材質感カット)という言葉が1997年に発表されました。
                                                 
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マテリアルカットは、有る長さを基準に同じ長さ だんだん長く  だんだん短く と  切り揃えていく事から飛躍的に発展しセクションごと意図的に不揃いなカットを加えて無造作的遊毛感覚ヘアースタイルを造る為のカット技法だと思います。
 
ヘアースタイルを造っていく上でマテリアル(素材)が重要ですが、素材とは何を意味指すか下記に示しました。
 
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ヘアースタイルの質感は・遊毛感は何によって表現が変化するのか?
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Tカット技法で表現される質感マテリアル
U薬液処理によるマテリアル  @パーマによる質感 
(コールドパーマ デジパーマ アイロンパーマ ピンパーマ 縮毛矯正 ストレートパーマ ・・)
@ヘアーカラーによる質感 
(アルカリカラー・ブリーチ 弱酸性カラー)       (ヘアーマニキュア ヘナ・・)
Vセットで造られる
マテリアル
 

(ブロードライ カラーセット ハンドセット アイロンセット)
Wスタイリング剤
によるマテリアル
 

(ヘアークリーム ジェル ムース ワックス トリートメント剤)
Xその他
 
編み込み エクステ・・ )
 
これらの組み合わせにより個性豊かなスタイルがいくつも表現されますが スタイルのベースはマテリアルカットによります。              
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ツール と テクニックによるマテリアル表現#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=##=#=#=#=#=#=#=
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  器具 基本的なカット技術 基本的表現特性

 

シザース

ブラントカット
ぶつ切り
・テクニック次第で削ったり梳く事も出来る。


 

セニングシザース 


セニングカット
梳き切り ランダムカットピーチカット ファジーカット ソフトシャギーなスポーツカットも出来る。

 
  
レザー

テーパーカット
面・線で削り切りファジーな長さ調整
ランダムカット

 

Rシザー                   

ストロークカット
削り切り スライスカット
 


 
       
クリッパー 

面カット ラインカット 
起毛 短髪で立たせる
刈り上げ クリッパーアート 
ライン坊主
その他の器具 目的別カット  
 
 各器具の使用方法をちょっと変えると、いろいろな表現が出来るので カットの奥の深さが伺われます。
例えばシザーは、本来きれいに切り揃える働きですが、シザーを少し開いたまま毛髪の上を滑らせると髪の束を削り取る事も出来ます。さらに滑らせる時細かく開閉させれば 髪のキューティクルを痛めず削り梳く事も出来ます。 頭髪の素材を考え器具を使い分け使用方法を幾つか選択出来るカット技術がマテリアルより引き立たせる遊毛ヘアーに結びつく事が出来ると言う事です。。
 
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1997年に、全理連中央講師会よりカットの基本器具であるシザースによるマテリアルカットのテクニック呼称をまとめ統一して発表されました。
少し紹介します。
テクニックを学び 応用して今日の営業に当たり大変役に立たせて頂いている事に感謝致します。
ヘアースタイリストが普段使用しているテクニックを利用者であるお客様方もちょっと見て頂ければ幸いです。
 
マテリアルカット 
マテリアルカットとは、頭髪ヘアーの持つ素材(癖毛 直毛 パーマヘアー カラーヘアー 頭の骨格 毛流)をどの様なカット技法でより表現豊かなものにしていくか?そのカット技法の総称を指します。
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1、ストロークカット     手首を振り押しながら毛先から根元の方へ向かってカットする。これを連続して行うカット技法。(根元への量が少なくなる)
2、エフィラージュカット    手首を振り引きながら毛先の方へ向かってカットする。これを連続して行うカット技法。  (根元の毛量はそのまま、毛先が細くなる。) 
3、スライドカット  毛束の中程から毛先に向かってスライドさせながらカットをする。(毛束のサイドから・表面から・内側からスライドカット・・) 
4、エフェクトカット    鋏を上下に小刻みに動かし開閉させ根元の毛量調整をする。鋏を少し大きく動かし毛先を不揃いにする。 
5、ルーツカット  エフェクトカット技法と同じ方法で毛渦部の根元の毛量を調整し毛の流れが自由に動くようにする。
6、チョップカット 

 
毛先を刃先で軽く叩き切るように間引き切る。不規則なジグザグカットになり毛先がなじむ。  毛先が軽くなりソフト感表現に適している。
7、ブリックカット 
 
ぶつ切りに間引きする。根元の立ち上がり軽さと強さ表現 
8、ポインティングカット    毛束の任意の所を、鋏の刃先で連続して叩くようにカットする方法で鋏の入れる位置によっては、量感 エアリー感が異なります。ブリックカットよりもファジーにカットされます。 
9、ブラントカット      直線カット 一定の長さ 長さの変化 毛量感 重量感 が得られる  髪の動きの少ないカット
10、ジグザグカット     毛束に対して斜めに鋏を入れて 毛先をジグザグ状にカットする方法で鋏を斜めに入れる角度の変化によって毛束の軽さソフト感 エアリー感(空気感) 髪の毛の動きを出ます。
11、ツイストカット     毛束を軽く握りその毛束の頂点を切ったり、毛束の表面をカットする方法で不規則な毛束の質感ができあがり 毛束の軽さ ソフト感 エアリー感が出ます。
12、スクープカット    
毛束の根元から毛先に向かって鋏の刃先にて掬うように連続カットする方法。 毛先の立ち上がり 毛先の遊び 軽さを出します。
13、バーチカルカット 
★レフトサイド・バーチカルカットは、左サイドより切り始めます。
切り口は左方向に流れやすくなります。
★ライトサイド・バーチカルカットは右サイドから切り始めます。
切り口は右の方向に流れやすくなります。
コームに対して鋏を垂直に使うカット技法
ネープラインのカットのもよく使われる技法
★ダブルサイド・バーチカルカットは両サイドから鋏を入れます。毛先は両方向に動きます。 
                                                        
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この続きはまだありますが又の機会に・・・一杯飲むか     
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